農福連携と依存症

農福連携の実践には、何が必要か

都城三股農福連携協議会の目指す農福連携は、「農業者の担い手不足解消+障がい者の雇用」という形態をこえて、農業の持つ効果を活用し、多様は背景を保つ当事者の福祉課題を解決しようという試みです。
わたしたちはこの活動展開を「農の医療的・福祉的活用」と称して活動を展開しています。

農福連携は、手間もコストも掛かり、連携する協力者も多数になるため活動開始の難しさもあります。
また、相談窓口なども少ないこともあり、実践者同士の交流から「知識と経験を共有する」ことを目的に、国内最大の農福連携SNSグループ「農福連携ネットワーク」は始まりました。

2024年度は、1回/月のオンラインミーティングを行い、実践者同士を繋ぎ、距離を超えた連携を行って行きます。

依存症対応の農福連携とは

政府は、農福連携等推進ビジョンにおいて新たなKPIを設定し、さらなる取り組みの拡大を目指しました。
法務省、文部科学省もより積極的な推進を行うため、2030年までに、12,000件の取り組み事例を目指すということです。

農福連携で、まだまだ広がらないのが、「依存症」の方々を対象とした取り組みです。
今回は、奄美ブルースカイで、依存症と精神疾患のある方々を対象に農福連携に取り組む阿部哲博さんにご登壇して頂くきます。

阿部さんが、農福連携に至る経緯、現在の取り組みと課題、そして目指すべき未来の姿について、「農福連携と依存症」について考えてみたいと思います。

ご興味ございましたら、お気軽にご参加下さいませ。

第三回実施概要

催事名 農福連携ネットワークオンミーティング
「農福連携と依存症」
実施日時 2024年6月29日(土) 20:00-21:30 (90min)
参加人数 最大6名程度
選 考 申し込み多数の場合、申し込みフォームの内容により事務局により選考させて頂きます
参加費 無料
主催 農福連携ネットワーク 管理者:岡元一徳
登壇者 NPO法人 奄美ブルースカイ 阿部哲博さま

プログラム

内 容 (1)自己紹介(15分) 参加者の自己紹介
(2)事例紹介(30分) 奄美ブルースカイ:阿部哲博さま
(3)パネルディスカッション(30分) ・質疑応答 / 「農福連携が依存症に与える効果」
(4)クロージング(15分) 各自感想について
アーカイブ 実施内容はテキスト化して、後日当サイトにて公開予定

登壇者

阿部哲博 Tetsuhiro Abe
NPO法人 奄美ブルースカイ
アルコール依存症やギャンブル依存症患者に寄り添い、回復と社会復帰を施設のヤギたちと支える奄美ブルースカイの施設長、インド原産のモリンガを育て、加工してオリジナルの農福連携商品も開発。

進行

岡元一徳 Kazunori Okamoto
都城三股農福連携協議会 代表理事
岡元一徳
父の急逝と母親の認知症発症をきっかけに、介護離職し東京よりUターン移住。母の介護から、農作業による認知機能改善プログラム「農福リハビリ」を考案。都市連携や研究機関と連携しプログラムの更新と全国普及のために活動中。