農作業を活用した新たな認知症支援を目指す
本年度の「農作業によるリハビリテーション・プログラム」が開始されます。
2019年度は、春期(4月〜6月)と秋期(9月)の2回の実施。
そして、第一期とは異なり、介入期間が2ヵ月となり、2回/週における作業を実施し「動機付け」を目指します。
春期の活動では、夏野菜の植え付けや、小さなコンテナを活用した稲作など、季節に合わせた農作業を予定しています。
また、対象者となる認知症高齢者の参加者の状況は、農作業を実施することに興味がある症例11名とし、男性7名、女性は4名となります。
症状は、アルツハイマー型認知症が5名、前頭側頭型認知症が1名、加齢に伴う認知機能低下が1名、その他が4名となります。
この実施に向けてのプログラム開発は、前回に引き続き、協議会と共に同院の作業療法士チームが行い、このプログラムの運用を行います。
また、評価についてもプログラムの実施期間に身体機能評価、精神機能評価、交流、その他の評価を行い、他の作業療法と比較し、農作業によるリハビリテーションの効果やその優位性を判断するためのデータを採取します。
実施概要
研究名 | 農福リハビリ 第二期 |
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実施期間 | 2019年5月1日〜6/30 *介入期 |
実施場所 | 大悟病院内 協働農園 宮崎県北諸県郡三股町長田1270 |
参加者 | 大悟病院 認知症疾患医療センター 入院患者の皆様 |