私たちが目指す農福連携とは

農福連携から生まれた新たなプログラム

認知症介護のためのメンタルケア・プログラム

農福連携から生まれた介護者向けメンタルケア・プログラム

認知症介護のための勉強会が大反響

認知症介護のための勉強会は、2023年2月の開催において、想定以上の反響を頂きました。
当勉強会は、認知症やその他の疾患を抱える当事者のご家族だけでなく、介護職員や自治体の介護部署担当者なども複数回の参加を頂き、幅広い方々に支持されています。

この成果から、本勉強会は、私たちが目指す「当事者とその家族の苦痛と苦悩を緩和する」という目的に対し、“介護に関わる人々が犠牲者にならないために”という、苦しみの連鎖を断ち切る手段として機能し、ご家族に貢献できるという確信を持つことができました。

介護の苦しみから解放される介護者向けメンタルケア・プログラムとは?

介護における苦しみは、当事者だけでなく同様に家族も抱えています。
私自身も、認知症が進行する母親と向き合う中で、苦悩し疲弊してゆきました。

農福連携を開始したのは、自信を失った母親を「笑顔にしたい」という一心でした。
仮説と検証試行錯誤を繰り返し、全国の専門家の協力を頂いて、気がつけば既に6年が経過
ようやく「農作業による認知機能改善プログラム」を構築することができました。

さらには、コロナ禍において、さまざまな当事者支援団体からの要望に対応するため「介護者向けメンタルケア・プログラム」に再構築し、新たなソリューションを確立しました。

介護の苦しみから解放されるための新たな解決方法を提供

私たちは、介護の苦しみに疲れ、困憊している方々に、新たな解決方法が存在することを広く知っていただきたいと考えます。

認知症の進行により、大切な人が朽ちるように変わってゆく姿は、なかなか受け入れられない。
自分にはどうしようもない無力感チカラになれない罪悪感
そして、この介護生活はいつまで続くのだろう、という見通しのつかない不安感

感情と想像が複雑に入り交じり、知らず知らずのうちに介護者の精神にも影響を及ぼし始めます

私自身も心身を病んでしまい、気付けば残り1年半の余命宣告をされる状態に追い込まれました。
大手術を繰り返し、諦めかけた絶望の中で、幸運にもひとつのきっかけを得ることが出来て、すこしづつ回復に向かっていったのです。

退院後、生還した自分の体験農園作業で改善した認知症高齢者の方々の変化を解析最新の脳科学や精神神経免疫学、認知行動療法などの論理と心理技術を学び統合して「介護者向けメンタルケア・プログラム」は生まれました。

プログラムの受講により、ひとりでも多くの方にその「苦しみ」の正体を掴み、対処のきっかけを掴んでいただきたいと願っています。
一日でも早く、介護の苦しみから解放され、明るい人生を歩むための一助となれば幸いです。

初心者でも分かりやすい介護者向けメンタルケア・プログラム

このプログラムの目的は、医療や介護の知識を付けることではなく介護時の苦しみを解放するための理論と技術、実践のプロセスを学び、介護の苦しみから解放されることです。

専門用語を最小限に抑え、イラストや動画を活用して理解を深められるよう配慮し、初めての方でも理解しやすい内容となっています。

プログラムは「理論編」「実践編」に分かれており、どこからでも参加できるように構成されています。
「理論編」ではプログラム全体の概要や思考メカニズム、感情の働きなどを理解していただきます。
「実践編」では、思考の全体像から具体的な手法やプロセスを学びます。

また、勉強会終了後も、フォローアップサポートを提供しています。
勉強会で学ぶ理論と実践によって、小さな変化が生じ苦しみから解放されることを心から願っています。

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