認知症の進行に伴う当事者の苦しみ
介護する家族の心の痛みを軽減するために開発された全く新しい解決策です。

母の願いに焦点を当て「脳のしくみ」に基づき
苦しみの意味を紐解きながら、
臨床・研究に50年以上の経験を持つ認知症専門の精神科医の協力を得て約8年の歳月をかけて構築しました。

どなたでも、いつからでも始められるよう分かりやすく解説し、学習と実践を通して以下の変化をもたらします。

「認知症介護の苦しみから解放されるための勉強会」への参加受付

参加費  5,000円(税込)

参加費 3,800円(税込)

支払い方法

クレジットカード決済

あれから2週間が経ちましたが、嘘のように穏やかな毎日が続いてます。何か魔法か催眠術を掛けました?(笑)
本当に不思議なのですが、母が認知症という事をなかなか受け入れることが出来なくてあんなに苦しくて悲しくて不安しかなかったのに気持ちがとても楽になりました。
岡元さんに出会えて良かった!もっとたくさんの人に知ってもらいたい!

一番印象に残ったのが「認知症」そのものに対する認識の違いでした。
自分は、認知症に対して曖昧な知識だと気付きました。
今回の学びを通して、少しでも地に足のついた活動が出来ればと改めて思いましたし、希望も見えてきました。

参加した高齢者の方々から「いいお話を聞かせて貰い元気が出た!」との感想を貰いました。
これまでの認知症研修とは違って、体感しながら気付きを感じることができました。
100名を超える参加者が一気に変容した効果は、今後の展開に大いに期待出来ると感じています。

認知症介護では、どのような苦しみを感じるのか?

父の急逝後、母の認知症が急速に進行し、私は介護離職して郷里に戻り、
母との認知症介護生活が始まりました。

感じていた認知症介護の苦しさや感情

私は介護を始めてから、ずっと重圧のような息苦しさや悩みを抱えていました。

  • 意思の疎通ができなくなる無力感
  • 介護による身体的・精神的疲労感
  • 家族関係の不調和や対立
  • 仕事との両立に対する焦燥感
  • 見通しの立たない将来への恐怖感
  • 介護費用などの経済的な不安感
  • 医療や福祉への不満や不信感
  • 周囲の理解不足による孤独感
  • 取り残されたような孤立感
  • 時間の確保ができない閉塞感

認知症の進行に伴い悩みは少しづつ変化し
複雑に絡み合い、片時も頭から離れることはありませんでした。

自ら心身のバランスを壊し苦しんだ経験から
介護家族の悩みや辛さを解消するため勉強会を開催しています。

認知症介護の家族の現状と課題

現在、家族への支援窓口などはありますが、体系化された解決策はなく
担当者の対応に依存している状況
です。

また、家族は解消されない悩みを抱えたまま
長期にわたる介護生活に疲れ果て、諦めてしまうことが少なくありません。

「脳のしくみ」から導いた、認知症介護の新たなアプローチ

聡明だった母は、どうなってしまったのか?

認知症が進行するにつれ、
ネガティブな発言ばかりを繰り返すようになっていました。

「認知症の母の頭の中では、
    何が起こっているのだろう?」

こうした素朴な疑問から、母の介護の傍ら、
脳の構造やメカニズム、認知の仕組み、
そして認知症による脳内の変化について学び始めました。

私は、脳のしくみを学ぶこと
認知症を理解するための重要な洞察
の一つだと考えたからです。

「脳のしくみ」と認知症との関係性を学び、
思考が心身に影響することを知った私は、

「ネガティブな思考が認知機能を低下させるのであれば、
ポジティブな思考へと導くことで、認知機能は回復するのではないか

という仮説を立てました。

この小さなひらめきが、認知症当事者と
家族が幸福に過ごすためのアイディアへと繋がってゆきました。

母の意欲を心から肯定する!

母の「やりたいこと」とは、何か?

前向きな気持ちを支えた小さな農園

専業農家だった母の「やりたいこと」は、
慣れ親しんだ『畑仕事をすること』でした。

母の「やりたいこと」を叶えることで、
心身に良い影響があると信じ、介護施設に小さな農園をつくりました。

毎日の農作業により役割と出番を得た母は、
徐々に精神の安定を取り戻し始めました。

そして、その活動と効果は少しづつ波及して他の利用者にも心身の変化が現れたのです。

医療機関と連携!エビデンスを採取し、政策へ反映

当事者の「やりたいこと」を肯定する活動から協議会を設立、認知症疾患医療センターとの連携を開始

病院内に農園を開設して、農作業をやりたいと意欲のある認知症の方々と共に3年間におよぶ臨床検証を実施しました。

全国でも希有な「農の医療的活用」の成果は、日本補完代替医療学会などでも発表されました。

そして、その活動理念は現行の農林水産省の政策(農福連携支援)に反映され、新たな認知症ケアの手法として注目されはじめています。

この新たな取り組みは、多くのメディアでも取り上げられました。
ドキュメンタリー番組が制作され全国での放送によりたくさんの反響を頂きました。

協議会の設立、認知症高齢者の皆様との農園での検証、そして母との別れまで約2年間の記録です。

番組概要

タイトル: 笑顔が咲く畑~人生を見つめる時間~
放送日 : 2019年11月10日
製 作:RKB 毎日放送
制 作 : MRT 宮崎放送
監 督:濱田紘仁

意欲を尊重した認知症支援を

農作業が認知機能を改善させたのではない!

手法ではなく、当事者の意欲に注目する

畑の農作業で、良い変化が見られたのは、
母にとってそれが「やりたいこと」だったからです。

重要なのは、本人にとって価値のある活動こそが、心身に良い影響をもたらすのです。

ですから、「畑しごとをすれば誰にでも効果がある」ということではありません

「やりたいこと」は人それぞれなのです。
当事者の個性や好みを尊重することが何よりも大切なのです。

「やりたいこと」で笑顔を取り戻した母、岡元いくさん

意欲の尊重から始める本質的な支援

近年の認知症研究では、「脳の使い方」つまり認知機能への働きかけが重要とされています。

ひとは「やりたいこと」を奪われたり、妨げられたりすると、認知機能は著しく低下してしまうのです。

食事や運動といった身体的なサポートに加え
本人の生き方や価値観を尊重する「認知的サポート」が不可欠となります。

介護者都合のやり方やフレームに押し込めるのではない。私たちの検証から導いた解は、
当事者が望む「やりたいこと」を理解しどのようにサポートして行くのかを起点にすることでした。

本当の認知症介護とは、本人の意欲を理解し、肯定することから始まります。

認知症高齢者の皆様と農作業(小麦の収穫)による臨床検証の様子

当事者と家族の苦痛と苦悩を緩和する

家族の心身の負担軽減も重要な介護問題です!

当事者の「やりたいこと」が制限されるように、介護ではご家族の意欲も忙しさや悲しみに埋もれてしまいます

ご家族の「やりたいこと」を支えながら、あなた自身が自分の気持ちに寄り添うこと。
これがもっとも重要です。

互いに幸福を感じるにはどうすれば良いか

勉強会には、毎回多くの認知症介護に悩むご家族が参加されています。
あなたも当事者の意欲を否定すること無く、家族みんなが幸福で過ごせるための方法を探してみませんか。

必ずその方法は見えてきます。

既に960名以上が参加、なんと96%が変化を体感!

普及活動での効果をフィードバックし、数え切れない程のアップデートを繰り返してきました。

高齢の方でも分かるように専門用語は控え
子どもでも分かるように図解を多用して、
そして、共感しやすいエピソードを織り交ぜて、分かりやすく構成しました。

中学生から90歳のおばあちゃんまで「分かった!」と納得してくれる、どなたでも活用できるプログラムが完成しました。

*五ヶ瀬町(宮崎県)での実施では、90歳のおばあちゃんも見事に変容しました

この度、地域外では初の勉強会開催となります。
認知症介護で、お悩みのご家族のご参加をお待ち申し上げます。

開催概要

催事名 認知症課題解決プログラム イントロダクション
認知症介護の苦しみから解放されるための勉強会
日時
会場/定員
  • 4月 11日(金):19:30-21:00
    新橋会場 / 40名
    港区新橋2-20-15 新橋駅前ビル1号館607号室
  • 4月 12日():14:30-16:00
    関内会場 / 30名
    横浜市中区真砂町3-38 セルテアネックス 3階
  • 4月 13日():13:00-14:30
    渋谷会場 / 60名
    渋谷区渋谷2-22-6 幸和ビル4F
内 容 □受付(開始15分前から開始)
■レクチャー(進行順)
・取り組みの経緯と自己紹介
・認知機能と認知症
・専門医が語る認知症と認知症介護サービス
・認知のしくみと認識について
・当事者対応に必要なこと
□質疑応答およびアンケート
形 式 レクチャーおよびミニワークショップ形式
参加費 ひとり ¥3,800/回

「認知症介護の苦しみから解放されるための勉強会」への参加受付

参加費  5,000円(税込)

参加費 3,800円(税込)

支払い方法

クレジットカード決済

提供するサービスについて

「認知症介護の課題解決プログラム」は、対面式のイントロダクション・プログラムと、オンライン形式の本プログラムで構成されています。

オンラインの本プログラムへは、対面のイントロダクション・プログラムにご参加いただいた方のみ、後日ご案内いたします。オンラインコースへの参加は任意ですので、さらに深く学びたい方はお申し込みください。

なお、過剰な営業やメールマガジンなどの配信は一切ございませんので、ご安心ください。

イントロダクション・プログラム 対面形式:各会場にて受講いただけます
本プログラム オンライン形式:イントロダクション・プログラムを受講した希望者のみ受講いただけます

ファシリテーターの紹介

岡元一徳
都城三股農福連携協議会 代表理事
父の急逝と母の認知症発症を機に介護離職。
24年ぶりに東京から郷里へ戻り母の介護を始める。
認知症から連鎖する社会課題を知る。解決を目指すため、認知症疾患医療センターと共に都城三股農福連携協議会を設立。『軽度の農作業による認知機能改善プログラム』『認知症課題解決プログラム』を開発し、全国への普及を行っている。

主催者情報

主催者 都城三股農福連携協議会
代表者 岡元一徳
所 在 宮崎県都城市八幡町14街区25号
問合せ kazu@noufuku.org / 090-9854-3319
URL noufuku.org